私は周りの目を気にし、人の意見に流されることが多い生徒でした。進路を決めなければならない高校３年生のときも、明確な夢を持つ友人を横目に「得意だから」という理由だけで英語を学べる大学を選びました。 

そんな私が変わるきっかけをくれたのは、高校時代に出会った友人や先生方でした。入試準備のなかで支えてくれ、何気ない会話の中で前向きにさせてくれた友人、そして背中を押してくれた先生方のおかげで少しずつですが自分に目標が生まれました。 

その目標を胸に大学へ進学し、昨年、教育実習生として再びこの千葉敬愛高等学校にもどってきました。実習はあっという間の３週間でしたが、短い時間の中で、今度は教える側としてのやりがいと責任を感じるとともに、教員になるという新たな目標ができました。そしてその目標を達成し、今年度より正式に教員としてこの学校に戻ってくることができました。 

現在は、生徒を支え成長させてくれた先生方や友人のように、今度は私が生徒たちにとって、「この学校でよかった」と思えるようなサポートをしたいと思っています。今は難しくても、生徒一人ひとりが、自分のペースで目標を見つけ、自信を持って歩んでいけるよう、そっと背中を押せる教員でありたいです。私の思い出の中の千葉敬愛を今の生徒にもプレゼントできるよう日々を過ごしていきたいと思います。