千葉敬愛高校入学当時の私は将来の夢も定まっておらず、漠然と「高校生活を頑張る」としか考えておりませんでした。部活動等に加入する気も特になく、ただ勉強するだけの高校生活でもいいと思っていました。 

しかし入学直後の新入生オリエンテーションの日、合間の休憩時間に生徒会本部役員の先輩が声を掛けてくださり、それをきっかけに私も生徒会本部に身を置くことになりました。流れに身を任せて始まった生徒会本部での生活でしたが、他の役員と共に生徒会会報を作成したり学校行事の準備に勤しんだりと、楽しみながらも責任感も感じられる充実した学校生活を送ることができました。あの時先輩に声を掛けられてよかったと今でも感じています。 

　また高校生活の中で教育実習生に話を聞く機会があり、私の職業選択の中に「教員」が加わりました。思えば友人からの数学の質問に答えることも楽しんでできていたため、そこから自然と教員になることを目指すようになりました。初めて具体的に将来の夢を見つけることができ、自分が進むべき道が明確になったことで、苦手意識のあった教科にも前向きに取り組むことができるようになりました。 

　私にとって千葉敬愛高校は充実した生活も将来の夢も得られる、とても良い場でした。現在は後輩でもある目の前の生徒たちにも「良い学校だった」と感じてもらえるよう、教員として日々試行錯誤しています。