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2025/07/03
いつも、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校・附属中学校への応援と後援会活動にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
今回は、YSF-後援会 活動通信の番外編としまして、株式会社半導体エネルギー研究所さまのインタビューをお届けします。
半導体エネルギー研究所さまからは、令和6年度に後援会が行ったクラウドファンディング「横浜サイエンスフロンティア・再び世界へ!プロジェクト」やモデルロケットのIRC国際大会出場に際し、寄付によるご支援をいただきました。
また、本校生徒への支援のみならず、本社がある厚木市を中心とした小中高等学校に対し、教育支援を行っていらっしゃいます。ぜひ、同社の取り組みや子どもたちへの支援を通して願う、日本の科学技術の発展に対する思いをお読みください。
1980年に、代表取締役である山﨑舜平氏が設立。本社は神奈川県厚木市。
厚木市の本社社屋
研究開発によって生まれた「発明」を「特許」としてメーカー等へライセンスすることで技術を広め、その収入を次の研究開発に再投資するという「知的創造サイクル」を循環させるユニークなビジネスモデルを実践する企業。酸化物半導体・二次電池・有機ELの研究開発が強み。山﨑氏の恩師である、加藤与五郎博士(※)の「社会に科学技術で貢献する」の教えを受け継ぎ、地域活動にも尽力。
株式会社半導体エネルギー研究所ホームページ https://www.sel.co.jp/
※加藤与五郎博士
フェライト磁石(酸化金属磁石)、フェライト製コア(酸化金属磁心)、アルミナ(酸化アルミニュウム)という世界的な三大発明を行う。日本のエジソンとも呼ばれる。愛知県刈谷市出身。昭和42年永眠。(享年)95歳。
参考:刈谷市ホームページ https://www.city.kariya.lg.jp/kankobunka/rekishibunka/jinbutsu/1006401.html
お話を伺った方
株式会社半導体エネルギー研究所
総務部 小島 満さん、広報担当 大竹 陽子さん
──まずは、半導体エネルギー研究所(SEL)さまと本校との出会いについて教えてください。
SEL 小島さん
当社の代表・山﨑(代表取締役 山﨑舜平氏)と、YSFHのスーパーアドバイザー・浅島誠先生とのご縁がきっかけとなりました。モデルロケットの世界大会に出場するというお話を伺いまして、生徒の皆さんによるプレゼンテーション資料を拝見し、支援させていただきました。
──YSFに対して、どのような印象をお持ちですか。
SEL 小島さん
昨年(2024年)、モデルロケットの世界大会の壮行会に参加したのですが、生徒さんの意欲が高いですね。将来への明確な目標意識を持つ生徒さんが集まっているという印象を受けました。
SEL 大竹さん
モデルロケットの世界大会のあと、出場したSky Flowersの皆さんが当社へ結果報告にいらっしゃったんです。皆さんと話をしていると、自分の言葉で話すことがとても上手で、「自分」という軸をしっかりと持っているなと思いました。
あわせて、先生がたが生徒さんたちの探究心や科学への興味を引き出す教育を実践されているのだろうなと感じました。
学校のホームページを拝見しますと、当社が支援させていただいたモデルロケットの大会やロボット探究部の全国大会以外にも、さまざまな大会に参加されているのですね。素晴らしいです。
──SELさまは、ロケット甲子園や日本物理学会Jr.セッション、公益社団法人発明協会の「青少年の創造性開発育成事業」などにも協賛され、若い世代への教育支援に熱心な企業です。
SEL 小島さん
社会貢献の一環として、子どもたちの支援を行っております。たとえば、本社がある厚木市では、「厚木市SEL教育基金」を設立し、「厚木こども科学賞」や小学生を対象とした「おもしろ理科教室」を実施しています。
また、近隣の小学校にSEL文庫として書籍の寄贈をしたり、本社がある学区内の小学校の創立150周年記念として、学校のシンボルとなっている大楠の木を囲むベンチを寄贈したりしています。地元を中心に、ご縁のある学校に支援をさせていただいていますね。
山﨑が理事を務める公益財団法人加藤山崎教育基金では、全国の小中高生を対象に、奨学金や就学支援金を支援しています。
──SELさまが教育支援に熱心な理由を教えてください。
SEL 小島さん
山﨑の恩師、加藤与五郎博士の「創造科学教育」の教えを受け継ぎ、社会への貢献を重視する考えに基づいています。
そのうえで、日本の科学技術のあり方への危機感がありますね。私たちの事業である半導体は、日本企業の強みでした。しかし現在は、中国、韓国、台湾の会社が大きく伸びています。子どもたちへの支援を通し、日本の科学技術、ひいては電子電気産業への関心を高めていきたいという強い思いがあります。
──最後に、YSFの生徒や科学分野で励む学生に向けて、エールをお願いします。
SEL 大竹さん
SELは、山﨑が恩師の加藤与五郎博士の「社会に科学技術で貢献する」という教えをもとに設立した、「知的創造サイクル」を循環させるという世界でも他に類を見ないユニークな会社であると自負しています。ぜひ、科学や技術を愛する皆さんと共に、日本をより良くしていきたいと思います。
SEL 小島さん
皆さんの一人ひとりが、日本の科学技術の発展に貢献できる存在となることを期待しております。科学技術といっても、幅広い分野があります。生物、化学、物理、そして最近では情報の領域でAIが台頭してきています。まだまだ、解明されていない科学技術も数多く存在します。社会や人々のために役立つ科学技術の一翼を担っていただきたいと願っております。
──小島さん、大竹さん、ありがとうございました。今後とも、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校・附属中学校をよろしくお願いします。
※インタビューの内容は、2025年4月取材当時のものです。
(インタビュー・制作 令和7年度YSF-後援会)
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