「能登の海とこれからも一緒に!!」 ~能登唯一の七尾高校ボート部の持続的な活動を目指して~

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目標金額 1,000,000円

支援者数
0人
締め切りまで残り
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終了しました

プロジェクト概要

こんにちは。石川県立七尾高等学校ボート部です!

七尾高校ボート部顧問の谷野と申します。本校ボート部は1901年の創部以来、123年間に渡って、七尾湾で活動を続けてきました。現在も七尾湾で日々練習に励みながら、部員総勢20人で全国大会出場を目指し活動しています。

クラウドファンディング実施の背景
そのような中、去年11月に七尾青年会議所主催の「子どもたちの体験格差のない社会を目指して」という勉強会に参加しました。勉強会の中で沖縄県の離島で活動しているクラブチームの遠征費の負担が大きいという事例を知り、能登半島で活動している七尾高校ボート部も陸続きとはいえ、例外ではないと感じました。ボート部の遠征は生徒の交通費だけではなく、ボートの運搬のために毎回大型トラックを手配する必要があり、1回の県内遠征で10万円ほどかかります。県内大会は4月に春季大会、6月に県総体、9月に県新人大会の計3回あり、合計で20~30万円ほどかかります。これに上位大会など県外遠征を合わせると多い年で年間100万円を超えることもあります。これまで、本校の生徒会からすべての遠征にかかる運搬費補助を受けながら、活動を継続することができていましたが、今年度から生徒数の減少の影響もあり、生徒会予算から県内大会の運搬費補助が削られることとなりました。

また、部活動の地域移行も進んでいく中で、
特に普段から七尾の町の人との交流があり、市民の目に触れるボート部は地域のチームとして経済的に自立・発展していく必要があると考えました。

昨年11月の勉強会では、クラウドファンディングによる次世代支援の在り方についても学びました。私自身も学生時代に金沢大学ボート部で選手として活動していましたが、当時のマネージャー・主務・会計といった役職の方々が広報や金銭集めなどを行ってくれていたため、何にどれくらいお金がかかっているかに対しての意識はそこまで持てていませんでした。しかし、その後、施設・設備が充実し、部員数が増加し、全国大会で結果が出始め、応援してくれるサポーターが増えていく好循環をここ数年、一部員、引退してからも一OBとして見てきました。

この体験から、ボートのような費用負担の大きいスポーツが発展してくためには、やはり多くの方々に知っていただき、理解していただき、支援を募っていく必要がある考えています。

おそらく、県内の公立高校では初めてとなる試みですが、クラウドファンディングを開始することで、ボート部の経済的な自立だけでなく、生徒にとっても学びのきっかけになるのではないかと思います。クラウドファンディングの活動に参加することで、「応援される、支援されるチームとはどのようなチームか」について考えるきっかけになり、一種の社会勉強になるのではないかと期待しています。そして5年後、10年後、その先へ、、と永く、継続的にご支援やご声援をいただけるような存在を目指して、活動して参ります。

今後も能登地域で唯一のボート部を守っていくため、能登の子どもたちがボートを体験する機会を守っていくため、何卒、ご支援の程、よろしくお願いします。

令和6年能登半島地震の被害状況と今後の活動ついて
クラウドファンディングを始めていこうと思っていた矢先、令和6年1月1日に能登半島地震がありました。ボート部の被災状況はリンク先の資料の通りで、艇やオールなどの道具の被害は多少傷がついた程度で済み、津波が来た形跡も見当たりませんでした。顧問の安全監視用に使用しているモーターの船外機は倒れ、使用できなくなりましたが、本校OBの支援により、新品の船外機を購入していただくこととなりました。残された課題として、艇庫前のスロープの亀裂が挙げられると思います。資料ではわかりにくいですが、余震が長く続いており、生徒の足がすっぽりはまるくらいの大きさまでに亀裂が広がってしまっています。これから暑くなってくると藻が生えてきて艇庫前のスロープが滑りやすくなります。また、潮が満ちてくるため泥もたまり始めて、足元の視認性が悪くなります。毎年、ここで生徒が足を滑らしてスロープに付着した貝殻で擦り傷を負う事故が数件発生しており、今回の地震による亀裂にもし足がはまったりすると骨折などの大怪我もあり得るのではないかと危惧しております。スロープの亀裂を修理していただくまでの当面の間、七尾湾での練習は控え、週末だけ七尾から車で1時間ほどかかる津幡に通いながら、水上練習を実施していく予定です。このクラウドファンディングのページを通して皆様に復旧の途中経過などボート部の活動の様子を発信していきたいと思っています。

ボート競技の魅力について
ボート競技は陸上で行う競技には味わえない水上に自分の体が浮いているという非日常を体験することができるスポーツです。さらに、滅多にない七尾湾の静水時に鏡面のような水面を自転車くらいのスピードで風を切る爽快感は他のスポーツでは得難い体験だと思っています。このようなボートの魅力を能登地域に普及していくことも七尾高校ボート部に与えられた大切な使命の1つだと考え、去年の10月には生徒の保護者対象に乗艇体験会を行いました。今後もこのような活動を続けていきたいと考えています。また、このクラウドファンディングを通してボート競技の魅力について多くの方々と共有できればと思っております。

 ボート競技のルールと練習について
ボート競技のルールは1000mの距離をいかに早くゴールするかを競います。そのため、練習内容は私たちの体よりも大きな艇を効率よく進めるための技術練習や体力づくりのトレーニングを主体として行います。同じ動作を繰り返す単純なスポーツであるため、部員は常に効率的に艇を動かすことを考え、自己の動きを研鑽していきます。現在は週5日程度、練習に励んでいます。週5日程度、海水で艇を使用していると、部品の錆などの劣化が早く、艇の消耗品交換などに年間10万円ほどかかっています。また、七尾高校ボート部はかなり年数が経過した艇が多く、歴代の高校生が繰り返し使用してることもあり、船体の傷も多い状態です。船体についた傷の修復をプロの修理業者にお願いすると1回に数十万円かかります。修理しながら、現在保有している艇を長く大切に使用していくつもりですが、いつか新艇を購入するために、部品交換にかかるお金以外に新艇を購入するためのお金も準備していかなければならないと考えています。

飯田 真悟(男子キャプテン)

最初は何気なく参加したボート部でしたが今では自分とは切っても切れない関係です。苦しい日もありますが確かな充実感がボート部にはあります。そんなボート部が現在、地震によって大幅な活動の変更を余儀なくされています。そんな中でも自分に出来る最大限のことをして最後の年を悔いなく迎えたいです。皆様の支援が大きな励みや力になります。ご協力お願いします。

羽石 真奈美(女子キャプテン)

私たちは校内の数ある部活の中でも特に多くの方々に支えられて成り立っている部活です。今回の地震を受けてさらに状況が厳しくなりました。私たちの大好きな七尾湾然り能登の復興には皆さんの温かい応援が大きな力となります。支援して下さる皆さんの思いを胸に部員一同全力を尽くします。

七尾高校ボート部保護者 木下 美也子 様

息子が部活動の体験会でボートの魅力を感じ入部し、毎日七尾湾に向かい練習を重ねていました。私自身、昨年度の保護者乗艇体験会でボートを漕ぐ難しさを実感しました。何事も練習なくしては実力はつきません。七尾高校OGとして同級生のボート部の頑張りも見てきました。七尾高校伝統のボート部のため、子どもたちの大会に勝ち進む夢の為にも、みなさんのお力をお借りしたいと願います。

 

一般社団法人七尾青年会議所 2024年度理事長 壁屋 俊輔 様

我々、七尾青年会議所の昨年の運動が、地域の部活動がより活躍できるきっかけとなれたことをとてもうれしく思います。また、私自身も七尾高校OBとして、皆さんが頑張っている姿に元気をいただいております。
1月1日に発生した能登半島地震により能登地域全体に暗い話題が多い中、地元の高校生たちの活躍は地域にとって明るいニュースとなります。これからも七尾高校ボート部を応援させていただきます!

プロジェクトの目的

頂戴しましたご支援は、生徒会予算および従来の部費徴収で賄いきれない下記の用途に使用させていただきます。
・ボート備品購入費・・・40万円(消耗品+設備改善費)
・大会時のボート運搬費用・・・36万円(1回あたり12万円×3回、県内大会分)

・艇の修繕費…24万円

合計:100万円

受付期間と目標金額

目標金額:1,000,000円
受付団体:石川県立七尾高等学校ボート部
受付期間:2024年4月1日~2024年5月10日
(受付状況により期間などを変更する場合があります)

御礼について

ご支援くださった皆様へ受付期間終了後のタイミングで部員からの御礼動画をお送りいたします。
また、皆様からの寄付金額に応じて練習量の報告を行っていこうと思います!例えば、合計10000円の寄付金があった場合は、10000メートル分の練習記録と部員の感想を随時ポスト投稿していく予定です!

寄付金多寡による取り扱い

ご支援が目標金額に満たない場合でもすべて上記の「プロジェクトの目的」の用途に活用させていただきます。
ご支援が目標金額を超えた場合は、上記の「プロジェクトの目的」のほか、チーム運営資金(来年度以降の活動など)として活用させていただきます。

領収書の発行と寄付金控除について

本プロジェクトは寄付金控除対象外プロジェクトとなりますので、原則として領収書は発行いたしません。
なお、寄付受付完了後の通知メールに寄付いただいた金額が記載されておりますので、それを領収書に代えさせていただきます。

しかし、企業様等で領収書が必要な場合のみ発行させていただきますので、大変お手数ですが下記の連絡先まで連絡をお願いいたします。

【領収書依頼時にお伝えいただく内容】
送付先のご住所・会社名(お名前)・お電話番号/ご寄付日付・ご寄付金額

ご連絡先

石川県立七尾高等学校 ボート部顧問:谷野、上田
TEL:0767-52-3187(平日9:00~17:00)

さいごに

今回、震災後のタイミングで、ご支援をお願いしていくことに自分としても是非を含め様々なことを考えました。しかし、今回の震災とは関係なく、地理的な制約があり、また厳しい少子化の時代に挑んでいく地域では、子供たちの「学ぶ環境や経験機会の確保」を本人たちや自校のみで賄っていくことが年々難しくなってきている現実があります。そして自身も公立高校の教員である以上、いつか七尾高校を離れるときが訪れます。しかしその先も変わらず生徒たちの、そして七尾高校ボート部の成長を共に見守ってくださるサポーターのような存在になっていただけると非常に嬉しいです。七尾高校ボート部の取り組みに共感いただける方がいらっしゃいましたら、ご支援、ご声援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

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