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2026/09/07
新幹部(部長・副部長・会計)が決まり、新体制となった軽音楽部。
その最初のイベントとなる「定期演奏会」を、大講堂にて開催しました!
今回の演奏会も、生徒たちが自ら企画。
というよりも、本校軽音楽部は、
「生徒から動かなければ、何も起こらない部活」
を貫いております。
そして顧問は、一生懸命、
「全力で何もやらないこと」
を頑張っております(笑)。
もちろん、本当に何もしないわけではありません。
生徒たちが自分たちで考え、自分たちで動き、失敗し、また考える。
その機会を奪わないようにする。
それが顧問の役割だと思っています。
本校軽音楽部は、決して経験者ばかりが集まる部活ではありません。
むしろ、初心者がたくさんいます。
そんな1年生たちに、新部長がいきなり用意した試練。
それが、
「100人を超える観客の前でステージに立つ!」
というものでした。
本番前。
緊張で顔が硬直している生徒。
手が震えている生徒。
明らかにいつもの様子ではない生徒。
そりゃそうです。
入部してまだ数か月。
楽器を始めて間もない生徒にとって、
100人を超える人の前で演奏するなんて、とんでもないプレッシャーです。
でも、私は部長のこの提案に大賛成でした。
なぜなら、
「困難やプレッシャーを乗り越えた先に、人間の成長がある」
と思っているからです。
簡単にできることだけを繰り返していても、なかなか人は変わりません。
「やばい……」
「逃げたい……」
「でも、やるしかない!」
そんな状況を乗り越えた経験が、自信になっていく。
だからこそ、今回のステージには大きな意味があったと思っています。
今の世の中、AIをはじめとしたテクノロジーがものすごいスピードで発達しています。
失敗を減らすことも、効率よく正解にたどり着くことも、どんどん簡単になっています。
だからこそ教育の中には、
「自分自身がプレッシャーの中に飛び込み、失敗しながら乗り越える経験」
が、ますます必要になるのではないかと思っています。
今回の定期演奏会もそうです。
・企画する。
・出演バンドをまとめる。
・集客する。
・会場準備する。
・音響について交渉する。
・当日の運営をする。
その中心にいるのは、顧問ではありません。
部長を中心とした生徒たちです。
当然、うまくいかないこともあります。
でも、それでいい。
むしろ、それがいい。
失敗したら、次にどうするかを考えればいい。
本校軽音楽部は、音楽を通して、そんな経験ができる場所でありたいと思っています。
このスタイルは、今年突然始まったものではありません。
歴代の部長たちが少しずつ築き、次の代へと受け継いできたものです。
そして、その先輩たちは、
「全国大会」
という一つのレールまで後輩たちに示してくれました。
そんな偉大な先輩たちの姿を間近で見てきたからこそ、
今年度の部長の意気込みも半端ではありません。
「次は自分たちが、この部活をつくる。」
そんな気持ちが、今回の定期演奏会からも伝わってきました。
今回の定期演奏会には、なんと18バンドが出演しました!
LUNA/鶯es/awesome/growth/BLACKほーる/No Limit/Pan Drum/Linger/フィルムレモン/Sugar noise/2ndrise/ノーズロケット/N.O.T/libera/オレンジコンクリート/曖事情/Spill Noise/翠恋
なかなかの長丁場です(笑)。
しかし、1年生も初心者が多いにもかかわらず、
本当に堂々としたパフォーマンスを見せてくれました。
バンドごとに個性もあり、18バンドあっても飽きることなく、
最後まで楽しませてもらいました。
いやー、みんなよくやった!
この度は、多くの保護者の皆様にご来校いただき、本当にありがとうございました。
最後に、本校軽音楽部について少しだけ。
この部活は、
「部活動の時間だけで上手になる部活」ではありません。
・自宅で練習する。
・自分で仲間に声をかける。
・自分たちでバンドをつくる。
・自分たちで曲を決める。
・自分たちでステージをつくる。
すべては、
「自分次第で切り拓いていけ!」
というのが、本校軽音楽部の基本的な考え方です。
だから、うまくいかなくて悩むこともあると思います。
思うように演奏できず、実力不足を痛感することもあるでしょう。
バンド内で意見が合わないこともあるでしょう。
場合によっては、バンドを解散することだってあるかもしれません。
でも、それらすべてが人生においての「学び」だと思っています。
続けることも学び。
悩むことも学び。
失敗することも学び。
そして時には、「やめる」という選択をすることだって、一つの学びです。
顧問が先回りしてすべてを解決してしまえば、生徒は失敗しません。
でも、それでは成長するチャンスまで奪ってしまう。
だから本校軽音楽部は、これからも、
生徒の主体性に完全に振り切ります。
もしお子様が悩み、ご家庭で相談することがありましたら、
ぜひ話を聞いてあげてほしいです。
そして最後は、
「じゃあ、自分はどうしたい?」
と背中を押していただけたらありがたいです。
例年、新入部員は活動を続けていく中で人数がかなり落ち着いていくのですが、
今年の1年生はびっくりするくらい残っています。
そして何より、今残っている生徒たちは、
本当に音楽が好きで、「やりたい」という気持ちを持った生徒ばかりです。
この45名がこれからどんな成長をするのか。
どんなバンドが生まれるのか。
そして、どんな軽音楽部になっていくのか。
正直、顧問にも分かりません(笑)。
なぜなら、
この部活のカラーを決めるのは、顧問ではなく、生徒たちだからです。
そして、その中心にいる部長が、
この1年間でどんな部活をつくっていくのか。
楽しみにしています。
とりあえず、一つだけ確かなこと。
この部活は、生徒を成長させるためにやっています。
音楽がうまくなることも大事。
大会で結果を残すことも大事。
でも、それ以上に、軽音楽部で過ごした時間が、
その生徒のこれからの人生に何か一つでも残ってくれたら。
それでいいと思っています。
……と言いながら、最後に一つだけ。
本校軽音楽部の最上位目標は、
「県大会出場」ではありません。
「全国大会出場」でもありません。
「日本武道館で演奏する。」です。
急にデカい(笑)。
でも、これくらいでいいんです。
誰かが本気でそこを目指していたら、
いつか本当にたどり着くかもしれない。
全国大会への道だって、廃部寸前から3年後の出来事でまさに奇跡でした。
歴代の先輩たちが挑戦し続けた結果、
今では後輩たちの前に一つのレールとして存在しています。
だったら次は、その先へ。
日本武道館へ。
いつになるかは知りません(笑)。
でも、そんな未来を本気で面白がれる部活でありたいと思っています。
保護者の皆様、これからもぜひ温かい目で見守ってやってください。
それでは、また次回の定期演奏会で!
※次回の演奏会については、会場等の都合により一般観覧ができない場合もあります。ご了承ください。

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