本校サッカー部では新入部員全員が審判講習会を受講します。

今年も審判委員会の酒井昭宏様に講師として来ていただき、４級審判講習会を行いました。サッカーの試合をするには、運営スタッフ、審判の方々、多くの支えが必要となります。プレーする側からだけではなく、審判する側の目線や気持ちを知ることも大事なことです。また、将来そういう形でサッカーに携わるきっかけにもしてもらいたいと毎年行っています。1年生はスライドを見ながら、わかってはいてもこういうふうに見られているのだといういい経験になったようです。

また、来年佐賀県で実施される国民スポーツ大会、全国障がい者スポーツ大会に向け、サッカー部員がグランドソフトボールの競技のお手伝いをさせていただくことになりました。サッカー部は毎年県立盲学校とブラインドサッカーの交流会をさせていただいていますが、そこでも多くのことを学ばせてもらっています。今回は佐賀県視覚障害者団体連合会の皆様においでいただき、講習会を実施しました。

講習のあとは、実際にアイマスクをつけて体験をしました。２、３年生はブラインドサッカーでの経験がありますが、1年生は初めてのこと。アイマスクをつけての移動はとても怖かったようです。 講習を受けた古賀智稀選手（大川桐英中）は、「今回の講習を受けて障がいがあって不自由な人たちが不自由だと思わない世の中にしたい」とポートフォリオに感想を書いてくれました。

盲導犬の「ナチュレくん」も一緒に講習会を受けてくれました。吠えることもせず、じっと講習会をみつめるナチュレ君の姿にも選手たちは学ぶところがあったかもしれません。