【vs.大社を語ろう】

創成館、主導権を握っていたかに思えたが、２度追い付かれ延長タイブレークで逆転負け。緻密な野球にまさかのほころびが…終盤の失策は悔やまれるも、スピーディーな走塁と磨いた堅守で目指すべき「負けない創成館野球」の片鱗は十分に見せた。

敵将のインタビューより
大社・石飛監督「きょうの試合は、創成館にまさか勝てたなんて……。僕からしたらテレビで見るチームなんで…。稙田監督が出されている本『守り勝つ力』とかを読んで勉強させていただいた立場。そのすごい守備力は、こうやって甲子園を戦っていくんだなって勉強になった。」

３年生にとって、長くて、熱くて、悔しくて、それでも楽しい夏だった
向段主将「自分達の甘さが出て本当に悔しいが、延長まで創成館の野球ができた。相手はいい投手だった」――“ここまで来れたのはチームみんなのおかげ”と最後まで感謝。
村田投手「最後は気持ちだと思って投げた。２年連続で出場させてもらい、いい思い出が作れた」――いい投球をした後輩・奥田投手に“来年はチームを引っ張って”とエール。
武富三塁手「大舞台で自分のプレーが出来なかったが粘り強くできた」――最後の安打が甲子園って、いい高校野球人生。
山口左翼手「悔しいがやりきった。今までで１番楽しい試合だった」――この日も先制の適時打。
小森山遊撃手「いいプレーも出て自分達のペースで試合が出来ていたが、大事なところでミスが出た」――まだ甲子園でやりたかった。

下級生と指揮官は三連覇を見据える
奥田投手(２年・先発)「投球は悪くはなかった。もっと体を大きくして球威をつけたい」――先輩達の思いを引き継いで、また来年ここに戻ってくる。
山下捕手(２年・途中出場)「死に物狂いで練習する」――目指せ日本一バッテリー。
稙田監督「うちが守備でミスをしてしまえばダメ 」――無念さをにじませた。それでも「少ないチャンスをものにして点数を取れた、甲子園で試合が出来て選手達の成長を感じる、褒めてあげたい」――来年帰ってくるためにも、全ての面でのレベルアップを要求する指揮官。

📣アルプス応援団も思いは同じ
川﨑統馬さん(野球部OB・昨夏の元「No.６」)「皆のプレーは見ている人に感動や勇気を与えたと思う」――“胸を張って長崎に帰って”とねぎらう。
奥田さん(先発投手の母)「今までも投げている姿を見てきたが、特にかっこよかった」――力投する息子の勇姿に感涙。
「ナイスゲーム！」「よくやった！」「２年連続で甲子園に連れてきてくれて幸せだった！！」