本日県営あづま球場で開催された第104回全国高等学校野球選手権福島県大会の3回戦は、2回戦をサヨナラ勝ちで勝利し勢いに乗るいわき海星高校と対戦し、9対3の8回コールドゲームで勝利し、4回戦進出を決めました。
聖光学院の先発は今大会初登板の佐山未來君。しかし、この佐山君が序盤から調子が上がらない苦しい投球となります。先頭打者にヒットを打たれ、次打者をダブルプレーに打ち取りますが、3番打者にもヒットを許すと牽制悪送球でスコアリングポジションに走者を進められたところで、4番打者にもセンター前ヒットを放たれます。しかしここはセンター安田淳平君、ショート赤堀颯君の好連携で本塁タッチアウトとなり、先取点を許しません。
しかしながら2回にも二死二塁のピンチから8番打者にセンター前へのタイムリーヒットを許し1点を献上。苦しい立ち上がりとなります。聖光打線はその裏ワイルドピッチで1点を返すと、3回にも3番安田君のタイムリーで逆転に成功します。
これで一気に聖光ペースかと思いきや、やはり佐山君の調子は上がらず、4回表には打球がことごとく野手の間に放たれ、2失点。5回裏に二死から安田君の二塁打と三好元気君のライト前ヒットで同点に追いつきますが、夏独特の異様な空気に球場が包まれていきます。
それでも聖光学院は粘り強さを発揮、7回裏には先頭の赤堀君が見事なセーフティバントを決めて、これが悪送球を誘って無死二塁。続く髙中一樹君もセーフティバントを決め一・三塁。3番安田君が四球を選ぶと、続く三好君も冷静に四球を選んで再逆転に成功します。ここで迎えるは山浅龍之介君。山浅君はワンストライクから2球目をジャストミートすると走者一掃のライトフェンス直撃の三塁打。さらに一死三塁から7番伊藤遥喜君がスクイズを決めてこの回一挙5得点で勝負を決めました。
8回にも4連打で2点を挙げた聖光学院は、結局10対3の8回コールドゲームで小名浜海星高校を退けて、4回戦進出を決めました。
立ち上がりが不安定だった佐山君は6回以降は被安打1と安定感を取り戻したものの、今後に不安を残す内容となりましたが総合力で3回戦を突破。次戦は21日に開成山球場での試合となります。皆様ご声援よろしくお願いいたします!
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