野球部が最も大切にしていることが「心」です。野球の技術はもちろんですが、野球がうまいだけでは勝つことは出来ませんし、それ以前に一人の人としてどうあるべきかということを追求しなくては学生野球をやる意味はないと考えています。人間は生きていく中で、様々な苦難や困難と出会うことになります。その時に、自分がどういう考え方でその困難と対峙し乗り越えていくか。大切なのはそこから逃げず、起きたことを全て受け入れる大きな器とそれと戦っていく強さを身に付けることです。その強さ、そしてその力を人間力と呼びます。聖光学院の野球は「精神野球」であると評されますが、それは単に根性論を意味するのではなく、その真髄は「人間力」にあると自負しています。この「人間力」を身につける事が、プレッシャーのかかる場面で蓄えた力を存分に発揮する大きな源になると信じて疑いません。

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