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2023/08/03

『初出場時の大敗を今も原点として、感謝できる人としての成長を誓い合う 聖光学院野球部は初の日本一をめざす!』

【Yellz公式】2023夏の高校野球・注目校にインタビュー

本記事では、Yellz編集部が注目校に独自にインタビューをした内容をお届けします。学校には、それぞれ独自の建学の精神があり、高校野球界で活躍する強豪校はそれぞれの歴史の中で、各校ごとの野球部の文化を創り上げています。2023の夏の甲子園に向けて、注目校の一部に取材した企画の第二弾。福島の聖光学院高等学校で、入試広報ご担当の遠藤直仁先生に野球部と学校の様子をお聞きしました。

グラウンドに立つことを許される者に必要な感謝の心

この夏、2年連続で通算18回目の甲子園出場を決めた聖光学院。モットーは斎藤智也監督が掲げる「不動心」です。福島大会決勝戦でタイブレークによる延長戦にもつれこんだ10回裏、4点差をつけられたビハインドをものともせず、勝利をつかみ取ったのはまさに何事にも揺らぐことのない精神の勝利でした。

そんな聖光学院野球部の学校生活は、全校生徒が一堂に会して行われる毎朝の『礼拝』からスタートします。

「キリスト教教育に基づく本校の建学の精神は『神と共に働く人に』というものです。野球を通して周りの人々に感謝できる人間にならなくてはなりません。ちょっと厳しい言い方になるかもしれませんが、チームメイトたちから人間的にも高い評価を受けた者だけがグラウンドに立つことを許されるのです」

そう語るのは、自らも甲子園出場経験がある元高校球児で、聖光学院野球部の監督も務めた遠藤直仁先生です。ちなみに、斎藤監督は遠藤先生が大学時代、教育実習に行った先の野球部員だったそうです。

「初めて甲子園に出場した時、0対20で完敗して帰ってきたことがありました。どんなに練習を重ねていても、球運に左右されることもあるといわれる甲子園の恐ろしさを痛感したその日が、今の聖光学院野球部の原点になりました。その悔しさを何事にも感謝できる心へと変えて、今につなげて戦っています」

野球を通して自らのやるべきことを“発見”できる人になれ

今や福島県勢最多となる甲子園出場回数を誇るようになった聖光学院野球部には、県内のみならず全国から生徒が集まってきます。

「親元を離れて寮で暮らしている子どもたちは皆、家のありがたさをよくわかるようになります。日々の練習や寮での規則正しい生活を通して、自然と感謝できる人間になるからです。テスト前になると、自主的に学年ごとに分かれて教室に集まり、得意な分野を教え合っているのも野球部の当たり前の光景になっています」

長い人生の中で高校時代は3年間と短いものです。なおかつ野球に専念できる時間は実質2年半しかありません。だからこそ、限られた時間を大切にし、自ら進むべき進路をしっかりと思い描いてほしいと遠藤先生は強調します。

「単に野球の勝敗にこだわることではなく、そこに至るプロセスの中で何を学び、自分は今後、何をしていくべきなのかという“発見”をしてもらいたいと思っています。事実、野球を通して一生の友情を結び、自分たちの代が終わると、今度は後輩たちのためにと尽力してくれる卒業生がたくさんいます。最終的には、できるならば、後進の憧れになる人材となって、母校愛を貫く一人ひとりへと成長していってほしいと願っています」

初の日本一をめざす熱い戦いが始まります!

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