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2021/12/01

【Yellz公式】学校支援プロジェクト「Yellz(エールズ)@school」共同制作活動第3回 画家・中島健太氏による講義が行われました!

下絵の進捗発表!活発な講評会になりました。

 

学校支援プロジェクト「Yellz(エールズ)@school」第一弾

学校応援オンラインコミュニティ「Yellz」が主催する支援プロジェクト、各界のプロフェッショナルと学校とを結びつけ、新たな学びを創出する「Yellz@school」プロジェクト第一弾の続報です。

本プロジェクトは、“完売画家”として知られる中島健太氏と、和洋九段女子中学校高等学校美術部との共同制作。同校は2022年に創立125周年を迎えることから、この企画を記念事業として位置づけ、講堂に飾る大きな絵を中島氏指導のもと制作していきます。

今回は、2021年11月16日(火)に行われた共同制作活動3回目の様子をご紹介します。

 

各グループの下絵がずらりと並ぶなか、スタートした第3回

前回の活動から3か月半。美術部では、春・夏・秋・冬というコンセプトで4つのグループに分かれ、下絵の制作を進めてきました。人物や背景の要素、シチュエーションなど、全体の構想が形になってきたようです。そこで今回は、担当するグループの下絵について、うまくできたところや難しかったところなどについて発表し、そのあと他のグループの下絵について、感想を言い合うことに。

じゃんけんで発表の順番を決める皆さん。一番はやっぱり緊張します。

 

絵の完成度を高めるポイントは、「塗り残しをしないこと」

「身体が難しかった」、「手の描き方が分からなくて、一旦後回しにした」など、皆さんの発表からは、いろいろと試行錯誤しながら進めていたことが伝わってきました。中島氏はその内容に耳を傾け、「どうして鳥居を描いたの?」、「それはなんの花?」、「上着は何色?」など、質問をしながら掘り下げていきます。最初は発表という形式に緊張した様子もありましたが、会話のキャッチボールをしているうちに話が広がり、絵の細部がより具体的になっていきました。

 

発表が終わると、中島氏からアドバイスが。「これから油絵に取り掛かっていくにあたって、大切なポイントがあります。それは『塗り残しをしないこと』。先ほどの発表でも話してくれましたが、皆さん下絵を進めていて、悩むこと、難しかったことがたくさんあったと思います。それでも画面を絵具で埋めると、絵としての完成度は高くなるものなんです。分からなくても、とにかく一回塗ってみる。ぜひ実践してください」。

 

人の絵について表現することで、自分の絵を客観視する力をつける

次は他のグループの絵について、感想や意見を言っていきます。中島氏は、「こうして他の絵を見ると、『ここはすごくいいな』とか、『自分だったらこうするな』とか、いろいろな感想が浮かぶと思います。気を遣っていつもは言わないかもしれないけど、今日はあえて言ってみよう。作品を見て自分がどう感じたかを言葉で表現するのは、非常に大切なことです」と、講評の意義について説明しました。

いざ講評が始まると、「服の描き方が好き」、「モチーフが可愛い」、「羽の描き込みが丁寧」、「色がカラフルできれい」など、他のグループの絵の良いところがどんどん出てきます。

一方で、「もっとこうしたほうが良いと思うところ」に関しても、「背景のこの部分は、こうしたらどうか」、「実物に比べて大きいので、小さくして、二つ描いてみては」などなど、具体的な指摘が。

活発な講評会となり、「とても良かったです」と中島氏。「自分の絵のことは意外と分からないものなのですが、誰かに指摘されると気づきやすい。それに人の絵をよく見て、感じたことを表現すると、自分の絵を振り返り、客観的に見る訓練にもなります」と話しました。

 

次の活動に向けて

今後は美術部の皆さんが進めた下絵をベースに、中島氏が下絵を完成させていきます。

中島氏は下絵の作成について、「自分一人では描けない、中高生の皆さんの感性やこだわりを詰め込んだ絵になります。とても楽しみです」と話し、さらに「今日の活動では、この難しい課題に対し、皆さん真摯に向き合ってくれたことが伝わってきました。中学生の方も多いので、油絵の工程においては難易度を調整しながら指導したいと考えています」と、今後に向けた想いを述べました。

それに対して、美術部の皆さんからは次のような意気込みが。

部長の真銅さんは、「下絵は人物のバランスや、全体の構成が難しかったです。でもこれまでの活動を通して、部員の結束は強まってきたように感じます。中島先生が下絵を描いてくれることはすごく楽しみですが、その分私たちも油絵を完成させるために、一生懸命取り組みたいです」。

また元部長で、現在高校三年生の染谷さんは、「受験でなかなか参加できないうちに、後輩の皆がとても頑張って進めてくれていて、うれしかったです。私は美術系の大学に進むので、残りの活動に積極的に参加していろいろ学びながら、よりよい絵にできるように、皆で協力したいと思います」。

美術部の皆さんそれぞれ前向きに、活動していることが伝わってきました。

 

【学校応援オンラインコミュニティ「Yellz」】
https://yellz.jp

【中島健太氏オフィシャルウェブサイト】
https://www.nakajimakenta.com/

【和洋九段女子中学校高等学校】
https://www.wayokudan.ed.jp/

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