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2022/07/05
ついに本番用・100号サイズの油絵に着手!中島氏が実技指導を行いました。
学校支援プロジェクト「Yellz(エールズ)@school」第一弾
学校応援オンラインコミュニティ「Yellz」が主催する支援プロジェクト、各界のプロフェッショナルと学校とを結びつけ、新たな学びを創出する「Yellz@school」プロジェクト第一弾の続報です。
本プロジェクトは、“完売画家”として知られる中島健太氏と、和洋九段女子中学校高等学校美術部との共同制作。同校は2022年に創立125周年を迎えることから、この企画を記念事業として位置づけ、講堂に飾る大きな絵を中島氏指導のもと制作していきます。
今回は、2022年6月14日(火)に行われた共同制作活動4回目の様子をご紹介します。
中島氏の下絵が完成! いよいよ本格的な制作作業に
これまでの共同制作活動を元に、中島氏が描いた4枚の油絵。春・夏・秋・冬という四季をテーマに、部員の皆さんが構想したシチュエーションやモチーフを練り上げ、形にしたものです。
これを下絵として、部員の皆さんが本番用、100号サイズのキャンバスに向き合う、本格的な制作作業がスタートしました。
プロの指導を受けながら、全員で試行錯誤
この日を前に、線画、下塗りといった工程を進めていた部員の皆さん。いよいよ油絵具を重ねていく段階となり、各季節のキャンバスを前に、何度も下絵を顧みながら、それぞれが試行錯誤している様子です。
中島氏はそんな部員の皆さんのところを回り、進捗状況を確認したり、悩んでいることを尋ねて、アドバイスをしたり。色に迷っているという悩みに対しては、自身が筆をとり、絵具を混ぜて、キャンバスへと乗せてみせるという一幕もありました。
失敗しても、何度でもやり直せばいい
今回の活動にあたっては、中島氏が描いた下絵について、事前にアンケートをとっていました。活動の終わりに、その内容に触れた中島氏。「もっとこうしたいと思うところ」という設問で挙がった、「冬の女の子が寒そうなので、上着を着せてはどうだろう」、「もう少し、和洋らしさを出したい」、「メイクをしているように見えるので、少し薄くしたい」などの、率直な意見を紹介しました。
そのうえで、「僕の感性と、10代の皆さんの感性とでは、ギャップがあると思います。『もっとこうしたい』というところは、ぜひ積極的にアイデアを出して、自由に描き足してみてください。油絵のいいところは、失敗しても塗り重ねられるところです。たくさん絵具をつかって、何度もチャレンジしてください」と伝え、活動を締めくくりました。
完成を目指して、一歩一歩
今日の活動を終えた中島氏。「皆さん部長を中心に役割分担をしたうえで、前向きにキャンバスに向き合ってくれていました。先ほども伝えましたが、もし失敗したとしても、何度でも塗り直せばいいんです。下絵をひとつのゴールとして、さまざまなアプローチを試しながら、部員の皆さんには遠慮なく、思い切り描いてもらいたいと思います」とコメントしました。
一方、新しく部長になった古田さんは、「中島先生の下絵を見たとき、みんなで考えたことがすごく反映されていてうれしかったです。自分たちで作業していたときは、服の皺が難しかったり、悩むこともありましたが、今日は中島先生が来てくださって、よいところをほめてくれたり、もっとこうしたほうがいいというところを指摘してくださって、とても参考になりました」と話します。
また、副部長の柳原さんは、「油絵は、暗い部分からまず塗っていくのですが、影をひとつ塗ろうとしても、青とか、紫とか、いろいろな色が混ざっていてすごく難しい。中島先生に相談したら、実際に塗ってみせてくれたのですが、何種類かの色を混ぜて、ばっとキャンバスに塗っただけで、あっという間に影ができて驚きました」と授業の感想を述べました。
部員の皆さんそれぞれ、中島氏の指導でつかめたことがあったようです。
今後は9月頃の完成を目指して、一丸となって制作を進めていくことになります。
【学校応援オンラインコミュニティ「Yellz」】
https://yellz.jp
【中島健太氏オフィシャルウェブサイト】
https://www.nakajimakenta.com/
【和洋九段女子中学校高等学校】
https://www.wayokudan.ed.jp/
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