皆さん、ミューラルアートをご存知ですか?ミーラルとは「壁画」のことで、ミューラルアートとは壁面や天井などの大規模な建築空間に直接描かれる絵画表現のことです。では、電力会社の地上用機器をご存知ですか?電柱を地中化する際に、地上に設置される機器(写真①参照)のことです。
写真①九州電力送配電株式会社の地上用機器
ここで私たちは北九州市では初の試みとなる、この無機質な地上用機器を高校生の感性でデザインし、「歩いて楽しい」通りを創造したいと考えました。
福岡県立ひびき高等学校は、北九州地区唯一の単位制三部制高校で、スクールミッションである「多様な学びをデザインする。」を掲げ、生徒が主体的に学ぶ教育を実践しています。令和4年度より有志生徒を募り、とばた「にぎわい創出」プロジェクトを立ち上げました。具体的な活動内容を少し紹介します。
①地域イベントに参画
地域の方々とのつながりを大切にする活動をしています。昨年度は喫茶&パン工房「じゃがいも」さんと協働開発したパンが誕生しました。
②高校生主催の自主上映会の開催
上映作品の選定、企画・運営のすべてを生徒が行います。地域の方々と社会課題に向き合う機会にしたいと思い開催しています。昨年度は久遠チョコレートのドキュメンタリー映画、能登半島珠洲市のドキュメンタリー映画を上映しました。チラシも生徒がデザインします。
③商店街での拠点運営
戸畑中本町商店街の一角をお借りして地域のコミュニティスペースを運営しています。美術部や写真部、書道部などの作品展示やクリスマスコンサートなど様々な企画を考え実施しています。
④商店街シャッタープロジェクト
昨年度は商店街の拠点のシャッターをきれいに塗り直しました。さらに美術部の皆さんの協力を得てシャッターアートに挑戦しました。作業をしていると道行く地域の方々が応援してくださいます。「どんな絵になるか楽しみだね」と。
人通りが少なくなった商店街が楽しい空間になればいいなと思っています。今回のクラウドファンディングでの挑戦1つはシャッターアートです。地域の方々の「想い」を乗せて、私たちの得意なデザインで表現したいと思います。
これまでの地域活動をさらに発展させ、「高校生が地域をデザイン」をコンセプトに、アートによるまちづくりに挑戦したいです。
⑤地域の魅力発信マガジン『想』の発刊
1年間の活動報告を兼ねて、冊子を作成しています。取材・執筆・デザインをすべて生徒が行います。現在第3号は書店(ブックセンタークエスト小倉本店)でも販売しています。冊子のバックナンバー第2号と最新号である第3号は返礼品としてご準備いたします。
最新号(第3号) 400円で販売中
プロジェクト代表からのメッセージ
とばた「にぎわい創出」プロジェクト座長の杉本雅代です。令和4年度より、有志生徒と地域活動に参画しています。令和5年10月より、戸畑中本町商店街の空き店舗を生徒と共にリノベーションして拠点を開きました。地域との関わりを大切にすること、生徒たちの持てる力を発揮する「場面」や「場」を創出することを自らのミッションと考え、様々なことに挑戦してきました。新たな挑戦をするたびに、生徒たちが発揮する力や想いに胸が熱くなります。この取組は私にとっては仕事ではなく活動です。自分の人生を彩る「楽しい時間」です。この度、「高校生が地域をデザイン」というコンセプトで、新たな取組がスタートします。戸畑区の「ウォーカブルなまち・戸畑」とも親和性が高く、まちづくりに参画できることにワクワク感が湧いてきます。私たちが考えるデザインとは、地域の方々の「想い」を乗せて表現することだと思います。今回の企画で、「歩いて楽しい」「また通りたくなる」そんな場所になって欲しいと期待しています。生徒たちの可能性を広げ、地域へにぎわいを創出する取組に、どうぞご協力お願いいたします。
にぎわいメンバーからのメッセージ
★このプロジェクトを通して、見て歩いて楽しめる街を作りたいです。私たちのアートを見てくださった方々が地域の魅力に触れ、戸畑の未来を思い描くきっかけになればと思っています。
★高校生にできる方法で、戸畑をもっと魅力あるまちにしたいと思っています。このアートをきっかけに、地域の方々に「見に行きたい」と思ってもらえる、『ウォーカブルなまちづくり』に取り組んでいきます。
★ミューラルアートを通じて、風景にちょっとした変化や楽しさを届けたいと考えています。見る人の心にふと残るような、地域に寄り添った作品を目指し、戸畑の魅力をもっと引き出していきたいです。
★昨年度、私たちの拠点がある中本町商店街のシャッターを塗ったことがミューラルアートの第一歩です。そんな私たちが今回挑戦するのは、さらに人通りの多い中央通りにある地上用機器にアートを施すことです。普段お世話になっている戸畑に少しでも恩返しができるよう、素敵なデザインを考案中です。応援よろしくお願いします!
★ミューラルアートが、少しでも中本町商店街のこと、ひいては戸畑の事について知ってもらえる機会になれば幸いです。地域の方々も他の人も、見て楽しむ、歩いて楽しむ、探して楽しむことができるような絵を描きたいと思っております。応援よろしくお願いします。
プロジェクトの目的
これまで継続的に行ってきた地域活動で、大学・行政機関・地域との連携が深まり充実した活動が展開できるようになりました。さらなる地域活動の充実を目指し、生徒一人ひとりの能力を生かし「高校生が地域をデザインする」をコンセプトに、高校生が主体的にまちづくりに参画する企画を計画しました。
まちづくりに高校生が参画することで、将来にわたり地域を愛し、地域で生きる人材へと成長できると期待しています。「地域に学ぶ」という姿勢を大切にし、地域資源を最大限に活かし、高校生のアイデアで地域をデザイン(デザインとは絵を描くのではなく、まちをデザインする)することで、にぎわいを創出することを目的とします。
頂戴しましたご支援は下記の用途に使用させていただきます。
○九州電力送配電株式会社の地上用機器への装飾
戸畑区をテーマに4枚の原画を作成します。その後、コンペを実施し採用された絵をフィルム加工・施工し、地上用機器を個性豊かなデザインで彩ります。今回の取組を皮切りに、中央通りにある地上用機器に地域の方々の想いを表現する活動を広げていきたいと思います。
○商店街を中心としたシャッターアートの材料費(主に塗料購入費として)
現在、6枚のシャッターの色塗りが終わりました。これに原画を考え、絵を描いていきます。この取組が、少しずつ広げていきたいと思います。
○デザインについて学ぶワークショップやイベントの開催費
地域の方々の意見を聞いたり、私たちも学んだりする機会にします。地域の方々を巻き込んだ取組にしていきたいと思います。
目標金額
金額:500,000円
ご支援が目標金額に満たない場合でもすべて上記の「プロジェクトの目的」の用途に活用させていただきます。
ご支援が目標金額を超えた場合は、上記の「プロジェクトの目的」のほか、チーム運営資金(来年度以降の活動など)として活用させていただきます。
受付期間
受付団体:福岡県立ひびき高等学校 とばた「にぎわい創出」プロジェクト
受付期間:2025年8月8日~2025年11月30日
返礼品(リターン)
プロジェクト終了後、本サイトのポストにてご支援に対するお礼を掲載させていただきます。また以下の金額以上のご支援をいただいた方には、別途特典をご用意しています。
①1,000円以上 生徒からのお礼メッセージ
②3,000円以上 生徒作成原画のクリアファイル+①の内容
③5,000円以上 地域の魅力発信冊子VOL2(バックナンバー)+②の内容
④10,000円以上 地域の魅力発信冊子VOL3(今年度販売中)+③の内容
上記を11月以降を目安にお送りさせていただきます。
プロジェクトの報告について
集まった寄付金の収支報告は、ご支援いただいた方に12月末を目安にご寄付の際のメールアドレスに向けて、収支報告書をご案内いたします。収支報告はプロジェクトのポストでも発信を行います。
サポーター登録をいただき、福岡県立ひびき高等学校をお気に入り登録すると更新情報がメールにて届きますので、是非ご活用ください。
領収書の発行と寄付金控除について
本プロジェクトは寄付金控除対象外プロジェクトとなりますので、原則として領収書は発行いたしません。なお、寄付受付完了後の通知メールに寄付いただいた金額が記載されておりますので、それを領収書に代えさせていただきます。
しかし、企業様等で領収書が必要な場合のみ発行させていただきます。
尚、領収書の発行時期は寄付頂いた翌月20日以降となります。
※領収書に関して基本的にはメールにて発行させて頂きますのでご了承ください。
連絡先
福岡県立ひびき高等学校
093-881-2355(平日9:00~17:00)
とばた「にぎわい創出」プロジェクトは、学校のある北九州市戸畑区で「高校生だからこそできることは何か」を考え活動中です。私たちの活動に共感いただきありがとうございます。引き続き、応援よろしくお願いします。